東京国立博物館へ

今日も暑い一日。でもお友達と上野で開催中の 京都五山の文化展へ出かけました。一ヶ月一回美術展への目標の元にお友達と出かけています。まだ夏休みで上野の森は子供達が一杯です。今どの美術館も魅力的なテーマで開催されています。此処平成館はテーマが禅ですので落ち着いた雰囲気に包まれていますた。
足利義満六百年御忌を記念して、京都五山やゆかりの寺院に伝わる、鎌倉時代から室町時代の禅文化の名品が展示されていました。五山とは、中国にならって定められた禅宗寺院独特の制度で、京都五山は上位別格の南禅寺より順に、天竜寺,相国寺建仁寺東福寺万寿寺を指します。その下に全国の主要な寺院が連なり、一つの大きな組織となりました。
義満が開基となった相国寺の寺外初公開となる本尊・釈迦如来像や、禅僧の肖像画・肖像彫刻は圧巻でした。中国からもたらされた禅の文化が、王朝文化の伝統を持つ京都で定着していった様が映し出されていました。夏の暑い一日でしたが、此処だけは静寂に満ちていました。